2015年2月にカイカイキキギャラリーにて、工芸やアートを扱う10軒のギャラリーによるイベントを開催いたします。各ギャラリーが推薦する作家の作品を一堂に会して展示販売するともに、昨今のオープン化したマーケットの状況に対して、あらためてギャラリーの役割を問うメッセージも含んでいます。イベントタイトルである「gallery's eye ‐選ぶ力‐」にはギャラリーの選択眼の大切さの意味を込めました。各ギャラリーの選りすぐりの作品を通して、それぞれの眼を感じて頂ければと思います。この新しい試みにぜひご注目ください。
2015.2.13 Fri. - 15 Sun.
2.13 招待日 13:00-19:00
2.14, 15 一般公開日 11:00-19:00
gallery's eye 実行委員会(参加ギャラリーによる共同運営)
Kaikai Kiki Gallery
106-0046 東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1F
http://gallery-kaikaikiki.com/about/
東京・西麻布に1987年誕生。生活の中に寄り添ううつわを紹介するギャラリーの先駆けとして、30年近くに渡り日本の現代工芸を見続け、多くの著名な作家を輩出してきた。その取扱い作家をみれば、現代の生活陶芸の断面を垣間見ることができる。オーナーの広瀬一郎氏は、知見が広く、多くの作家や業界人から支持される第一人者。
高田竹弥、ハタノワタル、渡辺遼、須田貴世子、林友子、樋渡賢、浜野まゆみ、安齊賢太
桃居 広瀬一郎「時代が召還する作り手を見ていくこと」2014.12.19 update
〒106.0031 東京都港区西麻布2.25.13 | http://www.toukyo.com | 03-3797-4494
三重県の伊賀焼の里にて、伝統を越え、いま形成されつつある工芸を伝える。オーナー、山本忠臣氏の確かな眼と独自の切り口には定評があり、山間の豊かな自然の中に佇むギャラリーの白を基調とした空間には、美しき間合いと心地いい緊張感をもって作品がディスプレイされ調和のある世界を作り出している。2000年オープン。
荒井智哉、安藤郁子、岩田圭介、岩田美智子、岩谷雪子、植松永次、大村剛、梶なゝ子、川合優、金森正起、岸野寛、土田和茂、辻村唯、津田清和、富井貴志、中里隆、中里太亀、長谷川清吉、古谷宣幸、三谷龍二、望月通陽、安永正臣、横山秀樹、吉田佳道
gallery yamahon 山本忠臣「全力で作家にぶつかり自分の眼を明らかにしていく」2014.12.23 update
518.1325 三重県伊賀市丸柱1650 | http://www.gallery-yamahon.com | TEL 0595.44.1911
歴史ある土地として多くの観光客が訪れる滋賀県の長浜において、あえて駅から離れた場所に店を構え、工芸に親しむゆったりとした時間を提供する。気持ちのいい吹き抜けのあるモダン建築のギャラリーには、オーナーの中村豊実、敬子夫妻が親交を深めてきた現代作家のラインナップの他、骨董品も並ぶ。2003年オープン。
市川孝、井藤昌志、新宮州三、関昌生、チェジェホ、中野幹子、三笘修
季の雲 中村豊実 中村敬子「作家と作品への“愛着”を丁寧に伝えていく」2014.12.26 update
〒526.0031 滋賀県長浜市 八幡東町211.1 | http://www.tokinokumo.com | TEL 0749.68.6072
南青山の一軒家に2001年オープン。絵画、彫刻、ファッション、工芸のジャンルを超えて暮らしの中のアートを提案。ここでの展示をきっかけに、広く名を知られるようになった作家は数知れず。オーナーの土器典美さんの捕われのない自由なセレクトへの信頼はもちろん、そのチャーミングな人柄にひかれて訪れるお客も多い。
前川秀樹、上田亜矢子、大室桃生、中西洋人、山口一郎、沖潤子、小前洋子、尾関立子、仲田智
DEE’S HALL 土器典美 「インテリアを選ぶように暮らしの中のアートに親しんで」2015.1.9 update
〒107.0062 東京都港区南青山 3.14.11 | http://www.dees-hall.com | TEL 03.5786.2688
服、うつわ、骨董、食。衣食住にまつわることのひとつひとつを丁寧に選び、使うことで暮らしを豊かにする愉しみを提案。オーナーの西川弘修氏は、2000年、三重県関市のギャラリー&カフェを開いて以来、2010年に、東京・世田谷にギャラリーを。2012年には台北に出店。現代日本の工芸と生活を世界にまで伝えたいと考えている。
鶴野啓司、村木雄児
Jikonka Tokyo西川弘修 「一番伝えたいのは衣食住の大切さです」2015.1.13 update
〒158.0081 東京都世田谷区深沢7.15.6 | http://www.jikonka.com/ | TEL 03.6809.7475
毎日の暮らしを彩る食のうつわにこだわり、店を開いて16年。こじんまりとしたスペースながら、オーナー島田洋子氏の女性ならではの視点で、美しく、楽しく、使えるうつわを提案する。陶磁器、ガラス、漆器とバランスのあるセレクトは、料理好きはもちろん、スタイリストなど業界人にも支持されている。1998年オープン。
打田翠、長谷川奈津、藤田佳三、増田良平、山田隆太郎、小口宗之
うつわ楓 島田洋子「陶芸や焼物というよりも“うつわ”を紹介したいんです。」2015.1.16 update
〒107.0062 東京都港区南青山3.5.5 | http://utsuwa-kaede.com | TEL 03.3402.8110
オーナーの猿山修氏は、プロダクトデザインをはじめ、生活道具の企画やプロデュース、演劇の作曲や演奏など幅広く活動。極まる線と余白の均衡が織りなす独自の世界観を持つ。そうした「猿山美学」が隅々まで感じられる元麻布のギャラリーは、1996年オープン。さる山デザインによる現代作家の作品と古道具を展示する。
濱中史朗、辻野剛
さる山 猿山修「主役は作家。そこに猿山修としてどう関わるかを考える。」2015.1.20 update
〒106.0046 東京都港区元麻布3.12.46| http://guillemets.net/saruyama/ | TEL 03.3401.5935
「ゼロの状態から、現代のアートを感じて欲しい」との想いでつけられたギャラリー名のごとく、何もない真っ白な空間は、展示をするごとに、作品がもつ力で満たされ、見る者にストレートに語りかける。オーナーの正木なお氏の感覚の鋭さ、独自の企画構成に期待して、展覧会には、毎回多くの人が足を運ぶ。2004年オープン。
内田鋼一、長谷川竹次郎
「ギャラリーというまっさらな空間だからできる経験を残していきたい。」2015.1.23 update
〒461.0004 愛知県名古屋市東区葵2.3.4 | http://www.life-deco.net | TEL 052.932.2090
川越の町に残る古い洋館を改築し 2011年にオープン。うつわのことを綴ったブログをきっかけに生まれたこのギャラリーで、いまもブログを綴るオーナーの松本武明氏は、作品や作家だけでなく、その背景にある文化的な視点まで掘り下げて見つめ、うつわのある生活の豊かさを、言葉と展示を通して、人々に丁寧に伝えている。
小嶋亜創、原田譲、田淵太郎、山本亮平、中尾郁夫、スナフジタ、太田修嗣、橘岳、鈴木都
「ブログと展示を通して文化的視点まで掘り下げた工芸の姿を伝え尽くす。」2015.1.27 update
〒350.0036 埼玉県川越市小仙波町1.7.6 | http://utsuwa-note.com | TEL 049-298-8715
現代アーティスト、村上隆氏が主宰する新提案のギャラリー。カイカイキキのギャラリー部門のひとつとして、日本発信のサブカルチャーのメッカ、中野ブロードウェイに2011年オープン。村上氏が自らの眼で選んだ、アート、工芸、骨董が、ジャンルの垣根を越えてひとつに調和し、他にはない濃厚な空間を作り出している。
上田勇児、大谷工作室、尾形アツシ、小野哲平、上泉秀人、浜名一憲、村田森
アーティスト・村上隆氏(カイカイキキ)に聞く 2015.1.30 update
〒164.0001 東京都中野区中野5.52.15 中野ブロードウェイ 4F | http://oz-zingaro.jp | TEL 03.5318.4150